「赤毛のアン」の本の登場人物は、アンを筆頭に皆おしゃべり。(マシュウはそうでもないけれど。)だから、「プリンスエドワード人っておしゃべり好きで噂好きなのかも・・・」と少々緊張していました。
当時米国在住7年目の私は、アメリカ人のおしゃべりが、日本人のおしゃべりよりも手におえないと分かっていたので、きっと、プリンスエドワード人(カナダ人)も・・と考えていたのです。
けれども、プリンスエドワードに夜到着し、B&Bにチェックインすると、「カナダ人はアメリカ人に比べると大人しいようだ」ということが判明。私の頭の中で「アメリカ人=関西人。カナダ人=関東人」という数式をイメージに抱きました。私は関東人なので、カナダ人の性格にほっとしました。
結婚式の準備をするため、州都シャーロットタウンを離れて、「プリンスエドワードのおへそ・ケンジントン」へ。この小さな島の小さな町は、「赤毛のアン」の登場人物に出てきそうな、個性的な人物に溢れていました。
生まれも育ちもプリンスエドワードのグレッグは、私たちの結婚式のお手伝いをしてくれる人。グレッグは、田舎ならではの「のんびり」としたムードで(ちょっと心配したくらい)結婚式の準備をしてくれます。彼は30代には見えないくらいの若々しさで、彼の奥さんも、私が恥ずかしくなるくらい、とてもキレイな方でした。
結婚式の準備には、牧師さんや、プリンスエドワード協会の方、花屋さん、美容師さん、カメラマンさん・・と様々な方が直接、私たちの要望を聞いてくれて、とてもアットホームな感じでした。
その中でグレッグは「コミュニケーションは大事だよ」と真剣に話します。人が沢山住む町にいると、恥ずかしくて出来なくなってしまう挨拶も、このプリンスエドワードではまだ当たり前になっていることが嬉しく感じました。
グレッグといっしょにブーケを仕入れに行く途中にも、町の人と会えば、声を掛け話をします。ケンジントン駅前にある花屋さんはとても小さなお店ですが、私が好きな真っ白なバラを直ぐに仕入れてくれた、とても親切なお店です。
お店の人と話し込んでいるおばあさんがいました。そのおばあさんは、外国人を見るのが珍しいのか、それとも話すことが当たり前だと思ったのか、私に熱心に話し掛けてきました。けれども残念なことに90歳を超えたおばあちゃんの英語は、なんとも難しくて、それでも「今なんていったの?」とも聞けずに、ただただ、うなずきました。
後でグレッグに聞いたところ、彼も何を言っているか分からなかったそう。(ちょっぴり安心!)それにしても、そのおばあちゃん、90歳を超えているには見えなかった程、元気でした。そんな元気なおばあちゃんに話し掛けられたことが嬉しかった。
プリンスエドワードには、町ごとに「Woman Institute」という女性だけの集会があるようです。まだ100年前の物語「赤毛のアン」に登場した女性集会が残っていたと聞いて、微笑ましい気持ちに。キルトを縫いながらおしゃべりをする集会は、アンにとっては始めは退屈だっただろうけれど、小さな町の噂話に花を咲かせているご婦人たちが目に浮かびます。私も参加してみたいけれど、キルトを縫いながら・・というのは、私も退屈しそうだな。
プリンスエドワード島について
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November 4, 2005




